ネタバレはするべきか否か
最近ちょいと悩んでます。ビジネス書とかならまだしも、小説や映画、アニメの感想や批評を書くときって、ネタバレの有無が内容に大きく影響しますよね。
僕の今のスタンスは『超主観』なので、基本的に構造解析とかの客観的文章よりも、感想向きの気がします。でもそれでネタバレ縛りがはいると、書き上げたとしてももにょってしまう。悩ましい。
ネタバレしない感想の価値とは?
ぶっちゃけない気がするんですよね。だって『すげぇ!』としか言いようがないんだもの。ネタバレありなら、具体的にここがすごいと言えるのだけど、それができないとなるととたんに語れる部分は少なくなってしまう。
結果的にただの紹介文になってしまう気がする。そこに果たして価値はあるのか?
ネタバレの境界線
ただの紹介文にしないためには、おそらくネタバレの部分的解禁が必要なんだと思う。作品のコア(最もおいしい部分)は残したまま、そこがとても美味しそうに見えるように書いていく。
でもそれには、とても精緻なものさしが必要だ。物語を何回も見返して、客観的に問題がない部分を挙げていく、そしてそれを主観の文章へと変換していく。手間もエネルギーもかかる作業ですよ。
僕一押しの作品
ちょっと前に紹介した『へうげもの』。アレほんとすごい作品なんですよね。知り合いはもちろん、このブログを読んでくれている方全員に読んでもらいたいくらい。
ちょっとメタ的な話になるけども、『へうげもの』という作品は『客観と主観の落とし所は結局好みなんだよ』という話なわけです。これって今僕が悩んでいることの解でもあるわけです。
だからこそ僕は、この作品に途方もない魅力を感じる。だから紹介したいし、もっと多くの人に読んでもらいたいわけです。そして一緒に悩んでほしいw
- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: コミック
- 購入: 15人 クリック: 208回
- この商品を含むブログ (384件) を見る
まとめ
難しいので保留(ぉぃ
だって、やっぱりその都度やってみてブラッシュアップしていくしかないんだもの。その結果できるスタンスが魅力になっていくんでしょうよ。いや、しらんけど。
とりあえず、『へうげもの』読んでください。なんとなく僕が考えていることがわかるはず。ではでは。