血流改善で疲労回復、疲労軽減?

面白い記事

 僕は頭痛持ちなので、たまに頭痛薬やその成分に関しての記事を読み漁ったりするんだけど、先日面白い記事を見つけた。


 ■私のアスピリン -ノエルのHP案内-

 記事を要約すると、

  • アスピリンで血液がサラサラなる
  • アメリカでは血栓予防に常用されている
  • うまく使えば肩こり等も改善される


 なるほど、といった感じである。アスピリンは日本では『アセチルサリチル酸』という名前で通っており、半分は優しさで出来ていると意味不明な謳い文句でおなじみのバファリンの主成分だったりする。
 サラサラになるというのは、アスピリンが血小板の血液を凝固させるという働きを抑制するからであり、場合によってはやっかいなモノだったりするのだけど、アメリカではこれを逆手にとっているわけですね。
 僕はこの作用をしっていたけど、アスピリンには胃液の分泌を抑える作用もあるので端的にいうと胃に悪いため、常用は危ないじゃーんと思っていた。まぁそのためにバファリンには胃薬が配合されていて、その分値段も増し増しなわけなんですけど。

その優しさを分解してみる

 僕が常備しているバファリンは『バファリン配合錠A330』という医療用医薬品に該当する商品だ。これは薬局で処方箋なしに買えるもので、ドラッグストア等の店頭で売っているバファリンと成分はほぼ一緒だけど、かなり安く買えるというもの。


 検索をかけるとこういうページも見つかった。
 ■バファリン配合錠A330
 このページをスクロールしていくと、各症状への臨床成績が掲載されており、『筋肉痛』『神経痛』への有効率もかなり高いことがわかった。
 もちろん元来は解熱鎮痛作用を期待して用いるものだけど、その作用には抗血小板の働きも入っているということでしょうね。


 含有成分量を調べると、一錠あたりアセチルサリチル酸330mgとある。一回服用量で2錠660mgという計算になる。
 もちろんこれは解熱鎮痛を主目的にした場合の短期的な服用を考えた場合の量であり、血液サラサラ効果を期待して服用する場合には多すぎる。


 ただ、アスピリンは量が多いと却って血栓が出来易くなることもあるデリケートな薬なので注意が必要だ。ただ飲めば良いいう薬ではない。飲む量が大事なのだ。


 アスピリンは血管を狭め血栓を作ろうとするするたんぱく質(傷を関知したときに働く)と、血管を開き血栓を出来にくくするたんぱく質(通常はこちらが強く血管の中を血が滑らかに動くために働く)の両方の働きを阻害するが、アスピリン量が少ないと傷が出来たときに働くたんぱく質への阻害効果が大きく、血栓を作らないというたんぱく質への阻害効果よりも何倍のも効果がある。
 飲みすぎであろう数千mgを飲んだ場合は、血栓を作ろうとするたんぱく質への阻害効果(血栓を作らない効果)は同じだが、血栓を作らないというたんぱく質への阻害効果(血栓を作る効果)が高くなるらしい。


 私は血栓を防ぐために30〜100mg/日が良いと思っているが、正しいか否かは分からない。


 私のアスピリンより


 この記事の常用参考量からすると、バファリン一錠を4分の1程度にカットして飲むのが有効そうだ。市販薬のバファリンAも同じである。

疲労軽減に、疲労回復に

 そんなわけで、使えるかもしれない! と感じた。
 凝りというのは疲労成分が一部分に集中し、筋肉の凝り固まり、場合によっては細くなったりしてしまうことをいう。直接的にはトリガーポイント治療や、ストレッチなどで凝りを取り去る必要があるが、アスピリンの低量常用で血液をサラサラにすることで治療効果が上がるかもしれない。
 もちろん素人考えではあるが、アメリカで胃薬成分が配合されていない素のままのアスピリンが普通に常用されているのを見ると、問題はない気がする。


 僕は今、自分で腰痛治療をしていてそれが整形外科や整骨院に通っていた時よりも、はるかに効いている。 ピーク時から比べると、慢性的な痛みは半分近くまで収まっているし、方向性があっているのは間違い無いだろう。
 そうやって考えていくと、血流に着目してみるのも面白いかもしれないと感じた。


 まぁなんでも自己責任だと思うので、とりあえず試してみようかなーと思ってます。治ればなんでもおk。一応もうちょい血栓予防としての使われ方を見て、問題なさそうだったらやってみるということで進めてみたいと思います。
 ためしてガッデム!


 ではでは。