話し上手と話し下手のなぜ?

しゃべるのがあんまり得意でない人って思考回路が最適化されている


 ふとこんな記事を見つけたので、考えてみました。

 というのも僕自身、数年前から話すのがどんどん下手になっていたんですよね。環境の変化もあって、最近は口頭で人に説明をしたり、紹介をしたりする機会が増えたので、その度になんとかせねば……と思っていたところちょうどこんな記事が。

 自分の頭に浮かんでる絵や概念を見て話す」ことが多い人と、「思いついたことを脊髄反射で口に出す」ことが多い人がいる。前者は、常に自分の「言っていること」と「言いたいこと」のズレに違和感を感じながら話す。後者は別にそういう比較をしていないからそういう違和感はあんまり無い。

 前者は考えをある程度整理してから話すタイプ。
 後者は話しながら考えるタイプ。

 と、言い換えられるかもしれません。
 (おそらく微妙な意味の差はあると思いますが)

 情報同士の紐付けがうまかったり、脳の一部が特化していたりするのかもしれませんが、今回は『情報量』と『出力』に着目して考えてみます。


 ある事柄を話すとき、人間は脳内から事柄についての情報を集めます
 これがとある事柄に対しての、その人が言語化する際に用いる『イメージ』とします。
 一つの大きいおにぎりのようなモノと思ってくださいw
 小さい一粒のお米(知識や印象などのあらゆる情報)が集まって、一つのおにぎり(イメージ)になっています。


 他者に話す時、イメージそのもの(自分が持つすべての情報)を渡すことはできませんから、そこでいろんなフィルターを通すことになるんでしょう。
 登場人物、登場人物の関係性、出来事、時系列などなど。


 それらのフィルターを通し、残ったものが他者に伝えるべき情報『要点』です。


 ここで脳は別の作業を求められます。
 『要点』の言語化、つまりはどう出力するか? ということですね。


 『要点』を伝えるために、脳は適切な言葉を脳内から引っ張り出してきます。
 持っている語彙量が多ければ、より的確な表現をするために検索時間が長くなるのかもしれません。


 そして最終的に検索結果に含まれる語彙で、イメージの要点を言葉として出力できるわけですね。


 ……以上妄想終了w


 実際こんな風な処理を脳が行っているかというと、専門家でない限りわかりませんが、こんな風だったら面白いなー、と。


 試しにこれに当てはめると、話し下手の人というのは、

 1.イメージを作るときの知識の総量が多いため、要点の特定に時間がかかっている。
 2.要点を表現するための語彙の総量が多いため、適切なものを見つける時間が長くなっている。

 この2点が問題となっている可能性があるのかも。


 となると、脳内の検索速度(処理速度)を早めるか、検索方法を簡略化するといった方法が考えられるかもしれませんね。
 前者はトレーニングで、後者はカテゴリ毎にある程度表現するときのガイドラインを作っておけば改善されるかも?


 まぁあくまで妄想ですがw


 ともあれ、話し上手というのは色々な場所で使える有用なスキルです。
 なにか方法論があればいいのですが、このあたりはまたディベートの本でも読んで実践でもしてみようと思います。


 あぁ……話し上手になりたいorz